ものづくりを中心とした実験教育と研究支援
工作実験室は、様々な”ものづくりを行うための装置・設備”が設置されている実験室です。旋盤、フライス盤などの汎用加工機械はもちろんのこと、放電加工機など特殊加工装置のほか、3Dプリンタやレーザ加工機といったデジタルファブリケーション機器も揃えています。
実験室では、学部2~3年生の実習を行う実験教育活動と、各研究室の学生・教員からの相談や依頼を受けて技術提供や部品製作などを行う研究支援活動の双方を担っています。
どちらの活動においても、工作実験室の目的は学生たちを職人として育てることではなく、世の中のものづくりがどのように行われているか、そこにある技術にはどのようなものがあるかを理解し、実際に自分で装置に触れ、研究や卒業後の道に生かす経験を多く積んでもらうことです。
早稲田だからできる「実践」を模索する
早稲田大学では”実践”を非常に重視しています。着任した際、そのための環境が充実しているなと強く感じ、また自身も意識して日々の業務に向き合っています。ものづくりの方法は、日々生まれる新しい技術によってどんどん変化していきます。そのような世界に飛び込んでいく学生にどのような時間と機会を提供すべきか、様々な角度から考えることが必要になります。教材開発、設備導入、安全対策の検討・実施まで、業務は多岐にわたりますが、”大学でここまでのことができると思わなかった”と学生が反応を示してくれることが大きなやりがいです。実験室はまさに小さな”工場”で、様々な種類の装置を保有するため、メンテナンスなども含めて多岐にわたる知識や経験を求められますが、それぞれの技術に長けた職員と協働しながら、”大学だからできること”を日々模索しています。
私のキャリアパス
2013年4月 | 某文房具メーカーに新卒入社 生産設備の設計・組立・保守を担当 |
2015年10月 | 既卒入職 |
2015年11月 | 技術部 教育研究支援課(二系) 工作実験室(現在/2020年3月27日) |