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理工学術院統合事務・技術センター
技術部 教育研究支援課(四系)
物性計測センターラボ

1988年入職(新卒)
応用化学卒業(理学博士)。学生の時に接した技術職員の方々の印象が良く、いつも親身にしてくれていたので、4年生の時、大学での仕事や採用の話を聞きに行ったのがきっかけ入職しました。

分析装置の動作原理から応用まで研究活動の中で学ぶ実践環境

物性計測センターラボは理工学術院に設置されている研究専用の実験室です。研究室に配属された4年生から大学院生、研究員、企業の研究者などが利用します。

電子顕微鏡や核磁気共鳴装置、X線回折装置などが共同利用されています。大学病院の検査センターでレントゲンやMRIが集められて、技師がいる場所に近いと思います。ただし、診断のような仕事ではなく、学生の皆さんに分析装置の使い方や原理を教えたり、研究利用を支援する技術コンサルティングが仕事になります。

学部の4年生に対しては、研究装置を操作するという導入教育が中心になります。大学院生に対してはより高度な操作方法の指導に加え、計測機器の原理や特徴を理解して研究計画を立てられようにサポートします。研究員や研究者には、その研究課題に対して計測技術を提供したり条件検討や応用測定を試みたりしています。

私の年間スケジュール
4月~5月研究室に配属された4年生を対象に、物性計測センターラボのガイダンスと、研究で使用する研究機器の装置実習を行います。
先進理工学部の大学院1年生を対象に、「先端物性計測演習」のガイダンスから演習を行います。
6月~7月透過型電子顕微鏡・X線回折装置・核磁気共鳴装置・計算化学などの原理や測定方法、データ解析や応用例を理解するために「物性計測入門セミナー」を開催します。
8月~9月前期中間発表を行う研究室では研究実験の最初の繁忙期になります。
10月~12月卒業論文・修士論文を提出する学生さんを始め、ラボの最大の繁忙期を迎えます。
次年度に導入する研究装置の予算申請を行います。
1月~2月卒論・修論の締め切り時期で、量・質とともに、スピードが要求される時期です。
3月研究装置の設置から、公開利用までの準備を行います。
メッセージ

大学の研究・教育の現場で働けることはやりがいになると思います。「有難うございました。」と言ってもらえるありがたい仕事です。

私のキャリアパス
1988年4月入職
1988年6月人間科学部 技術管理室
1991年4月理工学部 技術総務係 新棟移転準備室
1992年4月
~1993年3月
環境保全センター(兼務)
1993年4月理工学部 研究支援課
1998年4月海外研修プログラム(米ワシントン大学セントルイス)
2007年4月理工学術院統合事務・技術センター教育研究支援課(四系)
本記事執筆 2020年