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理工学術院統合事務・技術センター
技術部 教育研究支援課(四系)
物理化学実験室

2017年入職(既卒)
材料システム工学専攻修了。前職で自動車部品の研究開発を行う中で後輩指導等をする機会が増えたことをきっかけに、本格的に技術的な内容での教育に関わりたいと考え、理工教育に力を入れている早稲田大学に技術職員として転職した。

幅広い内容の専門実験の現場

物理化学実験室では主に物理系・化学系の学科の学部3年生以上を対象とした専門実験の授業を実施しています。実験内容は化学反応の解析や物質の構造・性質の測定等で、例として熱分析、X線回折、超伝導実験等があります。私の主な業務はそれらの実験授業での学生への技術指導、レポート・成績管理、実験器具等の準備、装置・安全管理等です。

また、新規の授業について教員と共同で授業内容を検討を進めることがあります。たとえば物理化学実験室では、英語のみで授業を行う英語学位プログラムでの新規実験授業を2020年度秋学期から開始しますが、その授業での実験実施方法、指導体制やレポート管理、その他運営方法の詳細な部分を教員と打合せをしながら決めていきます。そうした時は微力ながら早稲田大学の実験教育の一端を担っていると感じます。

他にも部署横断的な業務として、キャンパス内の高圧ガスの安全管理、学生と企業の連携教育プログラムであるプロフェッショナルズワークショッププロジェクト等を担当しています。授業・研究関連以外の業務では、小中学生向けのユニラブというイベントでの実験教室や、西早稲田キャンパスでの学園祭に相当する理工展というイベントで学生が実施する実験企画のサポート等を行っています。

私のある1週間

下記スケジュール例の通り、授業期間中は実験科目での技術指導、実験準備、レポート管理等が主な業務となります。その合間にプロジェクト業務、実験教室等の対応、装置のメンテナンス等を行います。

学生の成長に直接関われる魅力

実験指導を通じて学生の成長に直接関われることが魅力だと思います。早稲田大学では技術職員が学生指導に直接かかわり、ある種教員の役割を担っている部分があります。また、本学の学生たちは好奇心・向上心が強く、職員からの実験指導も熱心に聞いており、質問や発言も非常に積極的です。そのような環境の中で、実験授業を通じ学生たちの成長を直接感じることができ、非常にやりがいを感じます。また、指導方法・実験方法の改善は技術職員に任されている部分が多くあるため、どうしたらよりわかりやすく、学生自身が理解し身につけていけるかを日々考えながら業務を行っています。実際に改善を行い、学生とのやり取りや授業後のアンケートの中で、わかりやすかった、理解が深まった等のコメントを頂けたときは達成感があります。

私のキャリアパス
2012年4月自動車部品メーカー入社 研究開発部門で新規加工方法・装置の研究開発、性能評価を担当
2017年4月早稲田大学入職(既卒)
2017年6月理工センター教育研究支援課(四系)化学分析実験室
2019年6月理工センター教育研究支援課(四系)物理化学実験室
2022年12月理工センター教育研究支援課(四系)物理化学実験室 兼 各務記念材料技術研究所
(現在/2022年12月)
本記事執筆 2020年