理工学基礎実験室(工学系)

理工学的な視点とセンスを磨く

理工系学生の2年生が受講する実験科目「理工学基礎実験2A」と「理工学基礎実験2B」の物理系の実験を実施しています。基礎法則を学びながら多様な実験技術と実験手法に関する素養を身につけて、専門実験への準備を整えます。実験データを整理し、全体を深く理解して考察をする能力を養います。

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理工学基礎実験2A,理工学基礎実験2B

[2A]基幹理工学部 情報理工学科,情報通信学科,機械科学・航空宇宙学科,電子物理システム学科,表現工学科 【2年春学期必修】

[2A]創造理工学部 総合機械工学科,環境資源工学科 【2年春学期必修】

[2B]先進理工学部 電気・情報生命工学科 【2年春学期必修】
[2B]先進理工学部 物理学科,応用物理学科,化学・生命化学科,生命医科学科,応用化学科 【2年秋学期必修】

■関連実験室 理工学基礎実験室(化学系)

粘度測定(2A)

 2種類の粘度計を用いて粘度の測定法を習得し、粘度と温度の関係を調べます。

熱電対温度計と白金抵抗温度計(2A)

 熱電対温度計と白金抵抗体温度計の原理を理解するとともにT型熱電対を製作し、白金抵抗体温度計との測定値比較を行います。

熱伝導率の測定(2A)

熱伝導率の比較法による測定と定常状態における熱流回路および熱の伝導機構を理解します。測定装置の固有接触熱抵抗、熱伝導率の比較的小さな物質の薄膜として、ベークライトを用い熱伝導率を測定します。

抵抗線ひずみゲージによるひずみ測定(2A)

ひずみゲージによるひずみ測定法を習得し、弾性係数について理解します。板状の試験片の中央に荷重をかけ、ひずみゲージを用いて測定し試験片のヤング率を求めます。

アナログ-ディジタル変換(2A)

ディジタル量とアナログ量の違いを理解し、音響信号の標本化とその復元波形の関係を調べます。

磁化特性(2A・2B)

フェライト等の磁性材料について、周波数と磁化曲線の関係を理解します。また、温度の磁化特性に与える影響についても検証し、磁性体の基本的な特性と応用について学習します。

コンピュータによる自動計測(2A・2B)

計測器とコンピュータを接続してデータ取得を自動化するラボラトリーオートメーションの基礎を理解します。従来の手動測定も合わせて実施し自動計測の持つ意味とその方法について理解を深めます。またコンピュータ測定の基礎となるA/D、D/A変換についても学習します。

レーザーとホログラフィー(2A・2B)

レーザー光を用いて三次元物体のホログラムを撮影し三次元画像の再生を行います。レーザーとホログラムの原理を理解し、光の干渉、回析、結像なども考察します。2Bでは、さらにホログラムの応用実験として、スピーカーの振動パターンの観察と金属材料の変形測定を行います。

共振回路と振動系(2A・2B)

LRC共振回路の周波数特性とステップ応答の測定を行い、微分方程式による解析を通して、機械系との関係を調べます。

熱と拡散(2B)

熱伝導率の比較的小さな物質の薄板の熱伝導率を比較法により測定し、熱の伝達機構について理解を深めます。さらに計算機シミュレーションにより熱拡散を考察します。

いろいろな顕微鏡(2A・2B)

いろいろな顕微鏡の仕組みとその目的に応じた利用方法を生物組織、金属表面等を観察することにより習得します。また、走査電子顕微鏡については、試料作り、操作、観察を行います。

弾性と粘弾性(2B)

弾性体と粘弾性体を用いた実験を行い、弾性と粘弾性について理解します。またゴムを引き伸ばす実験を行いエントロピー弾性についても理解します。

実験室時間割

春学期 Sophomore Spring
1限2限昼休3限4限5限
理工学基礎実験2B
電気・情報生命工学科 2年
理工学基礎実験2A
電子物理システム学科 2年
環境資源工学科 2年
理工学基礎実験2A
情報理工学科 2年
情報通信学科 2年
理工学基礎実験2A
総合機械工学科 2年
理工学基礎実験2A
機械科学・航空宇宙学科 2年
表現工学科 2年
Science and Engineering Laboratory 2A for IPSE
International Program in Science and Engineering
理工学基礎実験2A・2B春学期時間割
秋学期
1限2限昼休3限4限5限
 理工学基礎実験2B
化学・生命科学科 2年
生命医科学科 2年
理工学基礎実験2B
化学・生命科学科 2年
生命医科学科 2年
理工学基礎実験2B
応用化学科 2年
理工学基礎実験2B秋学期時間割