環境保全センター

一人ひとりが環境へ配慮した行動を

環境保全センターは、水試料中に含まれる重金属や揮発性有機化合物などの定性・定量に関する分析相談、分析指導、受託分析をおこなっています。また、学外においても、水または土壌中の物質濃度を計量証明する事業所として東京都に登録されています。

トップ 共同利用研究施設 環境保全センター

環境保全センターの主な業務は、①学内より発生する実験系廃棄物の適正な分別管理及び法律に則った処理の委託 ②大学の特定施設から排出される下水の水質管理・分析 ③労働安全衛生法に定められた作業環境測定の実施 ④化学物質管理システムを活用した学内での薬品や高圧ガスの保有量の把握と管理です。また、これらの業務を通して得られたノウハウおよび所有している分析機器や施設等を教育・研究活動へ還元しています。

ICP発光分光分析装置・ICP質量分析装置

誘導結合によって発生させた高温プラズマ(6000〜10000℃程度)を利用して、発光分光分析や質量分析をすることにより、元素の種類や量を測定する装置です。

イオンクロマトグラフ

イオン交換樹脂を固定相とするカラムを用い、弱電解質溶液を移動相として、ハロゲン化物、硝酸、硫酸、リン酸などの陰イオンやナトリウム、カリウム、アンモニウムなどの陽イオンを分析する装置です。

ガスクロマトグラフ・ガスクロマトグラフ質量分析装置

炭化水素類等の有機化合物を気化させ、カラムに流すことで生じる固定相との相互作用(吸着・分配)によって分離・分析する装置です。試料の導入方法には直接注入、ヘッドスペースサンプリング、加熱脱着、熱分解があります。検出器は主に質量分析装置が利用され、その他にも数種類利用されます。

高速液体クロマトグラフ・超高速液体クロマトグラフ
Q-Tof型質量分析装置

液体の移動相をポンプによって加圧してカラムを通過させ、試料を固定相及び移動相との相互作用(吸着、分配など)の差を利用して分離する装置です。検出器はUV/VIS、Q-Tof型質量分析装置があります。

主な設備

ICP発光分析装置、ICP質量分析装置、イオンクロマトグラフ、高速液体クロマトグラフ、高速液体クロマトグラフ質量分析装置、ガスクロマトグラフ(ECD検出器、TCD検出器)、ガスクロマトグラフ質量分析装置(ヘッドスペースサンプラー、加熱脱着装置、パイロライザー)、還元気化水銀測定装置、分光光度計、純水・超純水製造装置、全有機炭素計、マイクロ波試料前処理装置、ドラフトチャンバー、電気炉

利用方法等の詳細案内は環境保全センターWebページをご覧ください。