巨大な建築物も精密な計測から。
建物の配置や形状を計測するさまざまな技術を学ぶ実習室です。昔ながらの鋼巻尺から人工衛星を利用したGPSまで多くの測量機器を使用し、測量技術を習得していきます。
創造理工学部 建築学科 【2年秋学期選択必修】
建築工学実験D
校舎の建物配置、高低差の測量
敷地内の建物がどのように配置されているかを、水準器(レベル)、経緯儀(セオドライド、トランシット)、光波測量機(トータルステーション)を使用して実測します。さらに、建物の垂直性や水平性、建物内部の柱、梁、窓、階段の寸法等を計測します。

3次元測量
光波を利用した3次元測量技術を用いたトータルステーションによって、校庭内の建物の配置、さらには窓、柱、梁などの位置を3次元座標で正確に求め、図面化します。光波を利用することによって、遠くにある箇所や手の届かない箇所の位置を正確に求めることができます。

GPS測量
地球を回る衛星からの電波を利用した測量技術であるGPSを用いて、敷地の大きさや建物の配置を測量します。理工学術院校舎の付近に敷地を設定し、2箇所にアンテナを設置することによって、測点間の距離や座標を正確に求めます。この実習では4つ以上の衛星を捉えて、建築物の位置を正確にミリ単位で割り出すことができます。

創造理工学部 社会環境工学科 【1年春学期選択】【1年秋学期選択】
測量実習、空間情報実習
実技・計算などを通して、土木技術者に必要な測量技術を習得します。「測量実習」では測量の基本的なことを学習します。測量機器には角度、長さ、高さを測るいろいろな機器があり、それらの使い方を習得します。「空間情報実習」では「測量実習」で学んだことを基に、最新の測量機器を用いて発展的な測量技術を学んで行きます。

申請だけで国家資格「測量士補」が取得できる
社会環境工学科では、測量実習・空間情報実習を含む指定された授業の単位を取得し卒業すると、国家資格の測量士補を申請するだけで取得できます。
実験室時間割
春学期

秋学期
